茶木と天候を考えて、茶摘みの時期を逆算してヨシズ、藁で囲むConsider the time of tea harvesting and cover the tea garden.
2020年 04月 06日
吉田銘茶園の日本遺産茶園は、代々の工法で本簾(ほんず)被覆をしている。
吉田勝治さんは、代々続いた本簾(ほんず)被覆と永久棚の方法がある。
永久棚は、手間がかからないが、1年間陽の光の当たり具合が一定の本簾の準備がされている茶園と違う。
永久棚と本簾(ほんず)被覆の茶木と陽のあたりぐあいと新芽のようすを見てみた。
「茶の品種にもよるんです」
「吉田銘茶園では、ごこう、宇治ひかり、さみどり、宇治みどり、おくみどり。森下印さみどりなどなどの品種を育てているんです。」
と言われた。
では、茶摘みは、新芽の育ちや気候を考えてするのかと聞いてみると、
「ええ、それもあります。でも茶摘みをする時期から逆算するのです。」
「骨下が終わり、茶摘みをする時期から遡って、藁は、最低10日間ぐらい、よしずは、最低10日間ぐらい、最低でも20日間ぐらい考えます、」
とのことであった。
どおりで、茶園の棚に藁が載せられたままになっている。
藁が敷き詰められたら、約10日後ぐらいに茶摘みがはじまることになる。
by ujimeicha
| 2020-04-06 14:41
| 宇治茶を知る
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