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自然に聞き 茶木と対話して新しい茶園をつくる Courage to build a tea garden in a reclaimed ancient pond

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先祖が代々残し守り続けた宇治小倉丘陵地の茶園を手放し、吉田勝治さんのお父さんが、干拓された旧巨椋池に新たな茶園をつくる。


 ただならぬ決意と新生茶園の形成という思いと将来展望があってのことだろう。


日本最大の琵琶湖から流れる川はひとつ


 大胆な決意と将来展望というパイオニア精神は、従来あった吉田銘茶園を見ることでもその決意の痕跡知ることが出来る。


 10万年以上前から存在する日本最大の面積と貯水量を持つ琵琶湖。


119本の河川が琵琶湖に現在も流れ込むが、現在でも流れ出る川はひとつだけである。


 山間を縫うようにして大量の水が流れ、現在の平等院付近で一挙に平野部に流れ込み、木津川、桂川とも合流して強大な遊水地帯を形成した。


 それが巨椋池ともよばれた広大な地域であった。


 この歴史は、語り尽くせない。


 古代文明が、川と川が運んだ肥沃な大地で発展したように巨椋池周辺でも自然の動植物と農耕がさかんに行われ人々の生活を支えてきた。


湖底に横たわる肥沃な大地を農業地へとの悲願


 農業を行う人々にとっては肥沃な土を湖底に横たえている巨椋池を干拓して農業用地にするというのは悲願であった。


 このことが、実現するのは1933年(昭和8年)から1941年(昭和16年)にかけて行われた巨椋池は干拓事業であった。


巨椋池干拓事業は、干拓後の農地における用水利用を考慮し、池の底部を小倉堤や池に点在した島で埋めた程度に留め、ポンプを用いた排水によって干拓された。


吉田勝治さんのお父さんは、そのことを熟知していたから干拓された巨椋池に茶園をつくることが可能だと判断したと推定される。

そのノウハウ(know-how)を、現在の吉田銘茶園の西斜面に見いだすことが出来る。


 遠くから見た吉田銘茶園。

 代々続いた茶園は干拓された土地よりも高いことが解る。

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 干拓後、斜面と干拓地を切り拓いたことがわかる茶園。

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このノウハウ(know-how)が、代々続いた茶園から離れた干拓地でも茶園がつくることが可能だと教えていてくれる。

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by ujimeicha | 2020-01-25 20:39 | 宇治茶を知る | Comments(0)

吉田銘茶園の吉田勝治さんにお茶の話を聴く


by ujimeicha